ひろば 本を読む会「科学者の社会的責任をめぐって ―引き続き、軍事研究の問題点を考える」


この勉強会は、京都大学の学生・教職員だけでなく、市民にも開かれた「ひろば」として開催されます*

安倍政権は、防衛省が研究資金を提供する「軍学共同」を急速に拡大しようとしています。
これに対して、科学者の代表機関である日本学術会議は、この3月に、軍事研究に否定的な新しい声明を出しました。この声明を受けて、軍事研究をどのようにとり扱うか、各大学で検討が始まろうとしています。

科学者の軍事研究とのかかわり方については、第二次世界大戦に科学者が自らの研究をとおして深く関与した経験から、さまざまな議論が行われてきました。唐木順三『「科学者の社会的責任」をめぐる覚え書』は、核エネルギーの研究が核兵器の開発につながった現実をふまえて、科学の発展がもたらしうる文明や人間性の破壊について科学者はもっと真剣に考えよ、と訴えた警世の書です。

今回の「ひろば」では、この唐木順三の遺著とあわせて、軍事研究をめぐる日本学術会議の声明書をみなさんと一緒に読んで、軍事と学術の関係について考えたいと思います。

ひろば 本を読む会「科学者と戦争――軍学共同の問題点を考える」 日時:2017年5月9日(火)19:00~21:00
会場:京都大学文学部第2講義室
キャンパスマップ:
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
(本部構内の5番と8番のあいだの建物の1階です。)
テキスト:唐木順三『「科学者の社会的責任」についての覚え書』、ちくま学芸文庫、2012年
参加される方は、各自でご用意ください。
日本学術会議の声明書は、当日、コピーを配布します。

講師はたてず、専門家はいない、という前提で、各自が自分の読み方にもとづいて、感じたこと、思ったこと、考えたことを述べ合い、互いに耳をかたむけ合う、そんな集まりです。

すでに「ひろば」を体験された方も、はじめての方も、どうぞご遠慮なくご参加ください。

*これは、文系・理系を問わず、わたしたち自身の問題です!
今回はとりわけ、京都大学の教職員と学生のみなさんに、積極的な参加を呼びかけます!!