オンラインによるひろば 本を読む会「いまの京大、ホンマにおもろい?――「京大的文化」について考える」

この勉強会は、京都大学の学生・教職員だけでなく、市民にも開かれた「ひろば」として開催されます。

京都大学は、2018年度の大学案内の冊子「知と自由への誘い」の表紙に「京大は、おもろい。」をモットーとして掲げました。このフレーズは2019年度の冊子でも繰り返され、2020年度の大学案内では「おもろいことは待ってるだけじゃ、見つからない」となりましたが、あい変わらず「おもろい」がキーワードとして用いられています。

いまの京大、ほんとにそんなに「おもろい」のでしょうか。「おもろいやろ?」と言いつのり、売りものにするのって、むしろ「おもろない」のでは? ほんとうはたいせつな「おもろい」ものを、じっさいにはどんどん潰していっているのでは?

京都にはたくさんの大学があります。この街の学生の「おもろい」文化は、個性あるいろいろな大学の学生たちが交わりあい、ぶつかりあいながら創ってきたものではないでしょうか。京大だけが「おもろい」を独占するのは、不当な横領ではないのか?

そんなもろもろの疑問について考え、議論する手がかりとして、今回は、「京大的文化」をテーマとする事典をとりあげます。通して読むことも、興味のある項目を拾い読みすることも、できる本です。京都大学、京都という街、日本の大学の現状と将来、いろいろな関心をお持ちの方に参加を呼びかけます。

日時:2020年9月28日(月)18:30~20:30

テキスト:
杉本恭子『京大的文化事典――自由とカオスの生態系』、単行本、フィルムアート社、2020年刊(定価 本体1,600円+税)
テキストは、参加者各自でご用意ください。

今回は、Zoomによるオンラインで開催します。参加を希望される方は、事前にこちらのフォームからお申し込みください。ご記入いただいたメールアドレスにZoomの招待を送らせていただきます。

定員:40名程度(人数に達した時点で申し込みを締め切らせていただきます。)

講師はたてず、専門家はいない、という前提で、各自が自分の読み方にもとづいて、感じたこと、思ったこと、考えたことを述べ合い、互いに耳をかたむけ合う、そんな集まりです。すでに「ひろば」を体験された方も、はじめての方も、どうぞご遠慮なくご参加ください。

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